11/18(火)江之島高校の未来授業実施

今回は初めて高等学校で行う未来授業です。今回は学校からの人生の生き方に対応したテーマを事前に学校に連絡して行う特別授業で、テーマは「失敗から学ぶ、必要は発明の母」としました。受付で未来学校の代表から今回は無線実技は省略して生き方について体験談を披露して欲しいと突然言われて少し当惑したが、学校に事前連絡したテーマで予定通り実行しますと言って、体験交信15分も包含する授業としました。今回は生徒側からの希望テーマを優先して受講する方式なので、受講生が多いテーマには20名、少ないテーマには1名となっていました。現代日本の高校生の志向を反映しているのか、ネールアートとか個性に合ったカラーコーディネート等の講師のテーマが人気があって、私のGRは僅か3名でした。
 しかし3名という事もあって授業中は集中力が高く、仕事で困った時に如何考えて私は立ち向かったかの話には興味を持って聴いてくれました。私は学生時代は電気通信工学と機械工学を別々の大学で学び地元浜松で自動車生産設備の設計者でした。その9年務めた会社を退職して学校の先生を1年やった後に、再度途中入社で元務めていた会社に戻って苦しんでいました。その時点で生徒はかなり真剣な表情に変わって来ました。今までの仕事のやり方でどうやっても効率が悪い時は、自分を責めて個人の仕事のスキルが不足していると考えるのでは無く、仕事のやり方を変える必要があると考えて新たな発想や手法を試して仕事の効率を上げた経験談をしてみました。そう日本は勤勉だが、ドイツなどに比べると仕事の生産性が低くて国際競争力や賃金が思いの外低いのだ。IT・AI時代の求められるこれからの人材は、先輩からの指示が無くても自分らしさを自ら発揮する心意気が肝要である。そして人間潰れて立ち直る時はESS(Early Small Success)小さな成功体験を早く重ねて自分自身を勇気づけていた事などの体験談を話しました。
 体験交信は防潮堤付近から応答戴いたのでバッチリで、この通信形態からヒントを得て巨大設備の分散配置集中制御を如何やって次第に効率化していって標準化設計したか等を紹介してみました。

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