【東海地方非常通信協議会】報告

【東海地方非常通信協議会】報告

『令和5年度 定期総会』
『令和5年度 防災情報通信セミナー』

参加者:浜松ラジオ倶楽部    [長谷部 JS2EAD]
    浜松エフエム・FMハロー [土居 JE2DPU]

■日時:6月30日(金) 13:15~16:30
■場所:愛知県産業労働センター「ウインクあいち」

トピックス
社会貢献活動に於けるアマチュア無線の活用に関する話がありました。
冊子も配布されたので余分に浜松ラジオ倶楽部に50部ほど頂く事にしました。

1. [Time-Table] 13:15~13:55
 東海地方非常通信協議会 令和5年度定期総会 ※全て承認されて無事終了です。

2. [Time-Table] 14:20~16:30
 令和5年度 防災情報セミナー 

◆講演テーマと概要は以下の通りです。
①14:20-15:05 臨時災害放送局の役割と今後
  NHK放送文化研究所・研究主幹 村上圭子さん
 「住民の命を守り混乱を防ぐための臨時災害放送局の有用性について、これまでの実例を紹介します」

②15:05-15:50 産業ドローン 革新と強靭のマリアージュ
 (株)プロドローン 代表取締役社長・戸谷俊介さん
 「世界と日本のドローン産業の現在の潮流と今後について」

③15:50-16:35 レジリエントな情報通信の研究開発と自治体での活用
  国立研究開発法人 情報通信研究機構 レジリエントICI研究センター長 井上真杉さん
 「レジリエントICIの研究課題や研究状況、自治体等で活用されている事例についての紹介」

①の「臨時災害放送局の役割と今後」は大変おもしろかったです。
講演後の質問も多く、受け答えも明瞭に話してくれたので、大変解り易かったです。
災害時に臨時災害放送局を開局する事について、現在はさほど手間がかからなくなったという話でした。
2011年の東日本大震災の時と比べ、手続きも簡略化されたことが示されました。但し、一定の準備は必要で、ハード面ではスタジオ設営、送信設備、工事試験電波発射、無線従事者の手配、免許申請書類の作成。ソフト面ではスタッフ(アナ、技術、ディレクター)など放送経験者が居るのが望ましい。自治体と運営側との取り決め。放送内容のマニュアル整備。住民への周知、浸透。と言った事が必要である事が説明されました。
一方、発災当日からデマが発せられるため情報の出所は大変重要である。但し、情報の裏を取っている暇はないので信用するしかない。だからこそ情報源には信用の置ける発信元である事が求められるという事ですので、FM-Haroと浜松ラジオ倶楽部(HRC)との情報協定の重要性を改めて認識させられました。
非常に有用な講演でしたし、聴いていて飽きなかったです。この資料も貰って来ました。

報告者 長谷部 JS2EAD (2023.7.1 記)

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